中国国家知識産権局(CNIPA)の盧鵬起副局長はこのほど北京で、スイスのロシュ・グループのセヴェリン・シュワン会長一行と会談した。
盧副局長は、近年、知的財産保護がビジネス環境を左右する重要な要素として、国内外の企業から注目を集めていると指摘した。そのうえで、「国家知識産権局は内資・外資を問わず、法に基づき平等に知的財産権を保護し、外国投資家の正当な権益を確実に守っていく」と強調した。また、今後も積極的かつ開放的な姿勢を維持し、各国の権利者や関係機関との交流を一層深めていく方針を示した。
これに対し、シュワン会長は「知的財産権はイノベーション型製薬企業の競争力の核心である」と述べ、中国で進む知的財産保護体制の整備により、多くの国際製薬企業が中国市場への信頼を深め、本土化戦略を強化していると指摘した。さらに、ロシュは今後も中国における研究開発投資を拡大し、中国発の医薬イノベーションを世界へ発信していく方針を明らかにした。
出所:国家知識産権局公式サイト
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